FAQ
超硬合金とセラミックの違いは何ですか?
セラミックスの硬度は地球上で最も硬い鉱物であるダイヤモンドに迫る硬さを持ちます。
ダイヤモンドの硬度を10とすると、セラミックスは硬度9以上を示し、タングステンなどの超硬金属よりも高い硬度を持ちます。
また、成分の違いによって超硬合金の場合は重量が重くなるという特徴もあります。
ただし超硬合金はタングステンカーバイド(WC)の粒子や、結合材の配合量、微量添加物によって、さまざまな特徴をもつ超硬合金をつくりだすことができますので、多くの材種からベストマッチの材種選定が可能です。
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超硬工具を使うメリットは?
超硬は、高温時の硬度低下が発生しにくい特徴があるため、切削時に工具が高温になりやすい高速での切削においても、
性能が低下しにくい点がメリットとなります。 -
超硬製品の保管方法は?
【超硬素材の場合】
温度は常温であれば問題有りません。(コバルトが300℃以上で酸化しますのでそれ以上は不可)
湿度は錆びの原因になりますので、できるだけ湿気のない乾燥状態を推奨します。
【完成金型の場合】
超硬は加工中の研削液や潤滑液、その他水分等で腐食する可能性があります。
また、研磨面やラップ面は保管状態が悪い場合は数日で腐食し、強度低下を招きますので防錆油、防錆紙で保護をしてください。 -
腐食による変化は?
20年前の超硬合金を調べたところ20ミクロン程度の腐食がありました。
腐食は表面だけに発生するため、再加工より除去できます。
しかし環境によっては取れない場合がありますので、0.1mm以上の再研磨を推奨します。
研磨後に保管する場合は加工液は完全に除去し乾燥させて、防錆紙で包装・防錆油をかける、またはアルミナ紛を塗布する等の処理をしてください。
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