FAQ
超硬とサーメットの違いは何ですか?
超硬とサーメットはどちらも金属の炭化物や窒化物の粉末を金属結合剤と混合させて焼結した複合材料です。
ただし超硬合金が主成分の炭化タングステン(WC)を、主にコバルト(Co)やニッケル(Ni)で結合したものであるのに対し、
サーメットは炭化チタン(TiC)や炭窒化チタン(TiCN)などのチタン化合物をニッケル(Ni)やコバルト(Co)などで結合したものです。
つまり主成分の違いが超硬とサーメットの違いであるといえます。
詳しくはこちら: サーメットとは?用途や歴史、メリット・デメリットなど徹底解説
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超硬合金とセラミックの違いは何ですか?
セラミックスの硬度は地球上で最も硬い鉱物であるダイヤモンドに迫る硬さを持ちます。
ダイヤモンドの硬度を10とすると、セラミックスは硬度9以上を示し、タングステンなどの超硬金属よりも高い硬度を持ちます。
また、成分の違いによって超硬合金の場合は重量が重くなるという特徴もあります。
ただし超硬合金はタングステンカーバイド(WC)の粒子や、結合材の配合量、微量添加物によって、さまざまな特徴をもつ超硬合金をつくりだすことができますので、多くの材種からベストマッチの材種選定が可能です。 -
超硬の主成分は何ですか?
超硬合金の主成分はタングステンカーバイド(WC)になります。これをコバルト(Co)やニッケル(Ni)で結合したものが超硬合金です。
それらにクロム(Cr)などの微量添加物を加えてさまざまな特徴を持った超硬合金をつくりだしています。 -
腐食による変化は?
20年前の超硬合金を調べたところ20ミクロン程度の腐食がありました。
腐食は表面だけに発生するため、再加工より除去できます。
しかし環境によっては取れない場合がありますので、0.1mm以上の再研磨を推奨します。
研磨後に保管する場合は加工液は完全に除去し乾燥させて、防錆紙で包装・防錆油をかける、またはアルミナ紛を塗布する等の処理をしてください。
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