Our cemented carbide machining technology
穴径φ0.070㎜ 極小径細穴加工事例
Machining details
細穴放電加工
Machining shape
φ0.070×0.8㎜
Processing equipment
細穴放電加工機(Sodick K3BL)
Machined carbide grade
EW10
※当加工はSS以外の全ての材質で対応可能
Customer's request
お客様より、細穴加工の精度向上のご要望があり、対応した事例です。お客様からは以下のご要望がございました。
・φ0.07×0.8㎜の加工形状を満たすこと
・耐摩耗性の高い材料を選定すること
加工の難易度が非常に高い超高精度細穴加工の為、対応できるメーカーが見つかりませんでした。そこで、超硬合金に関する幅広い加工ノウハウを持つ当社にお声掛けいただきました。
Machining details
お客様のご要望を再度ヒアリングし、耐食性が高い材種EW10をご提案させていただき、加工に移りました。今回の加工内容は、φ0.07×0.8mmと要求仕様が非常に厳しく、以下の点に注意する必要がありました。
・穴の深さ方向に、太鼓状に寸法が変化する恐れがある点
・穴径が非常に小さいため、最小の電極径にて加工する必要がある点
穴深さ方向への膨らみに関しては、長年培ってきた加工ノウハウを用いて膨らみを最小限に抑えました。
また、最小径の電極を使用すると、たわみやすく、電極の消耗が早くなるなど様々な問題が発生します。経験・知識ともに豊富な当社の加工者によりこの課題を解決しました。
試作加工を繰り返し、穴径:φ0.069~0.075㎜
真円度:0.001~0.002㎜を実現でき、お客様のご要望を満たすことができました。
Results of machining and service
当事例は、当社の細穴加工における最小径φ0.07mmへの挑戦でしたが、お客様のご要望の形状である、φ0.07×0.8mmの細穴加工を実現することができました。当社の加工技術を大変評価頂き、継続的に超硬合金の微細加工のご依頼を頂戴しております。
超硬素材・超硬加工ソリューションナビでは、超硬合金の高精度な微細加工・細穴加工に強みを持ちます。超硬合金の微細加工は、これまでの加工データをもとにし、試作加工を繰り返して最適条件を見極める必要があり、加工ノウハウが必須となります。超硬素材の提供を行う当社は、それぞれの素材の特徴を熟知しており、素材に沿った加工で皆様のご要望にお応えしてまいります。当事例のようなφ0.07mmまでの極細穴加工に関するご依頼もお気軽に当社にご相談ください。
Our cemented carbide machining example
-
Catalog
We will provide high value-added cemented carbide with the achievements and know-how cultivated so far.
Download -
Consultation and Inquiry
We solve your problems by providing integrated solutions from material selection/development to precision machining and provision of finished products.
Contact us -
FAQ
We have posted the contents of many inquiries from customers in the past.
Click for details