SPCC抜き用パンチの材種変更による寿命向上 (完全非破壊での摩耗状態継続調査)
お客様の課題・ニーズ
SPCC用抜き加工用パンチについて従来超硬材と改善提案材種との寿命比較において、製品を切断したり、キズを付けることなく摩耗状態の比較評価を行いたいと依頼を受けました。
提案内容・効果
検討内容は鉄系材料SPCCの抜き加工用パンチにおいて、単純摩耗、凝着摩耗の両方への対策を狙うもので、従来のVM-50材から硬度が0.5HRA高く、耐凝着性の高い材種MC20を提案し、採用していただきました。今回、従来材との同時進行でプレステストを実施しました。金型寸法が小さかったため、金型(パンチ)をそのままの状態で電子顕微鏡にて刃先摩耗状態を観察し、摩耗状態の比較を行いました。刃先の摩耗量に明らかな改善効果が認められ、生産ショット数を増やして、継続的な摩耗状態変化を確認しました。
当社のサービス
超硬素材・超硬加工ソリューションナビでは、寿命比較の際、切断、傷をつけることなく、評価することが可能です。
お客様のご要望に応じて、最適な形で、高寿命化を実現いたします。
当社では、原因分析から素材選定、加工まで一貫して対応しております。
超硬金型部品の不具合でお困りの方はぜひ当社までお問い合わせください。
課題解決事例 一覧
超硬素材・超硬加工 ソリューションナビを運営するエバーロイは、
素材選定・開発~精密加工、完成品提供までの一貫したソリューション提供により、
皆さまの課題を解決します。
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