FAQ
硬度と強度の関係は?
硬度は、単純摩耗に影響し、硬度が高いほど、耐摩耗性が高くなります。
しかしながら、摩耗は、硬度だけでなく、ワーク材の材質によっても凝着により変化します。
また、ワーク材の厚みによっても、寿命が変化しますので、超硬合金の材質選定には、使用される環境や加工方法を考慮する必要があります。
強度は、抗折力のような曲げ強さや衝撃強度等様々な因子がありますので、それぞれに考慮した材質選定が必要となってきます。
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超硬が割れる原因は何ですか?
超硬材料は、金属材料に比べて熱膨張率が違います。 このため、焼きばめ/冷しばめされた製品は、
使用温度が設計値と事なり著しく高い(低い)場合、割れが発生する事があります。
また、硬度が高い超硬合金を使用する際には、大きい衝撃がかかると割れなどの問題が発生する場合もあるので破壊靭性値にも注意して選定していく必要があります。 -
腐食による変化は?
20年前の超硬合金を調べたところ20ミクロン程度の腐食がありました。
腐食は表面だけに発生するため、再加工より除去できます。
しかし環境によっては取れない場合がありますので、0.1mm以上の再研磨を推奨します。
研磨後に保管する場合は加工液は完全に除去し乾燥させて、防錆紙で包装・防錆油をかける、またはアルミナ紛を塗布する等の処理をしてください。 -
超硬製品の保管方法は?
【超硬素材の場合】
温度は常温であれば問題有りません。(コバルトが300℃以上で酸化しますのでそれ以上は不可)
湿度は錆びの原因になりますので、できるだけ湿気のない乾燥状態を推奨します。
【完成金型の場合】
超硬は加工中の研削液や潤滑液、その他水分等で腐食する可能性があります。
また、研磨面やラップ面は保管状態が悪い場合は数日で腐食し、強度低下を招きますので防錆油、防錆紙で保護をしてください。
超硬素材・超硬加工 ソリューションナビを運営するエバーロイは、
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