鋼材部品の超硬化による長寿命化と製品品質向上
従来材種
HAP40
提案材種
G3
納入業界
自動車
搭載設備
プレス加工機
用 途
リフターパンチ
ワーク材種
耐熱鋼
課 題
短寿命
お客様の課題・ニーズ
製品を上下させる部品であるリフターパンチの摩耗が激しく、寿命改善のご相談をいただきました。
提案内容・効果
実際に使用していたリフターパンチを借り受け調査したところ、硬度不足が原因と思われる摩耗がみられました。
そのため、従来のHAP40から超硬合金G3への材種変更を提案いたしました。あわせてパンチ刃先にラップ加工を行うことで、被加工材への凝着摩耗といった影響が少なることを説明しました。
結果として、従来のHAP40製リフターパンチと比較すると寿命は2倍となり、さらにラップ加工を行うことによって製品の面粗度の向上も確認できました。
このように鋼材の硬度不足による短寿命の場合、部品を超硬化することによって寿命を延ばすことが可能です。
当社では、現在のご使用状況の確認だけでなく、物性調査を行うことで原因調査と最適な改善提案をおこなっています。
当社のサービス
超硬素材・超硬加工ソリューションナビでは、お客様のお悩みに対して、徹底した原因分析を行います。そこから浮かび上がる課題に対して、最適なご提案をいたします。
当事例は鋼材から超硬への材種変更に加え、製品への影響を考えラップ加工まで行うことで、長寿命化と製品品質の向上につながりお客様に大変よろこばれた事例です。
ご使用の状況、条件に合わせ改善に向けたご提案を行いますので、工具の短寿命でお困りの方はぜひ当社までお問い合わせください。
課題解決事例 一覧
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